選考で重視されるのは「自主性」より「主体性」主体性をもって就活しよう
「主体性」も重要視されるポイント
企業が選考で重要視する要素のベスト3は、
・コミュニケーション能力
・主体性
・チャレンジ精神
という調査結果があります。
これらを持っている人であると、選考試験でアピールできることが内定への近道となるわけですが、「コミュニケーション力」は面接を筆頭に、グループディスカッションや、各種グループワークなどで、人との関わりを見れば、ある程度は見えます。
「チャレンジ精神」は、実際に挑戦してきたことなど、その人の過去の様々な事例を聞けば、どの程度のチャレンジ精神を持っているか想像ができる。
では、「主体性」はどのように見るのでしょうか?
「主体性」と「自主性」のちがい
「主体性」と似た言葉に、「自主性」があります。でも、ちょっとニュアンスは違います。
「自主性」は、既に決まっているやるべきことを、人に言われないで自分でやろうと思ってすること。一方「主体性」は、やるべきことは決まっていない状況で、自分で考えて判断して何かをすること。例えば、
来週試験がある。
親に言われる前に、試験勉強を「自主的に」する
まあ、当たり前といえば、当たり前のことですよね。
将来、日本の外国人観光客が激増する。
仕事で役に立つだろうから、語学を勉強しておこう。
こういう行動が、「主体的」な行動であるといえます。言葉としては似ているけれど、意味は違いますね。
「主体性」をもって就活しましょう
「自主的」にを、仕事に置き換えると・・・
お客様が来たら、上司に言われる前に「自主的」に挨拶をする。
これは当たり前中の当たり前のことです。「挨拶をしなさい」と言われるようでは、社会人として合格点はもらえませんよね。「主体的」に考える人は、
お客様が求めている商品は△△だろうから、先取りでメーカーに問い合わせて仕入しよう
というように、自分で考え判断してする人です。また、自分で考えて起こす行動であるから、それには一種の「責任」も伴います。責任感をもって考え判断できる、「主体性」のある人を企業が求める理由がわかりますよね。
「主体性」がある人かどうかは、その人の就活の姿勢を見れば一番よくわかります。
「就活やりなさい」と言われる前に自主的にやるのは当たり前であり、自分で考え、判断して何かの目的をもって「主体的」にやっているのは違いますから。
おまけ
社会人2~3年目に直属の上司だった人に、私はビジネスマンとして大きく影響を受けました。その人が口ぐせのように言っていたのが、
「おぬし、主体的に考えろよ!」
というセリフです。
今考えると、当時はこの言葉の意味をよく理解していなかったように思います。この歳になって、わかることって多々あるんですねえ・・・。
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