“選挙に行く”ことは 「就活にも役立つ!」 参政権を行使しましょう
若い人の投票率が下がっている
「次の選挙のことを考えれば、ゲートボール場をたくさんつくればいい。でも、県の今後の発展を考えれば、子どもたちのためにサッカー場をつくったほうがいい」
高知県知事を務めていた、橋本大二郎氏の言葉です。選挙で投票してくれるのは中高年齢層が多く、よってそうした世代の人たち寄りの政治になってしまいがち…ということのようです。
総務省によると年代別の国政選挙の投票率は(平成29年度データ)
20代 33.85%
30代 44.75%
40代 53.52%
50代 63.32%
60代 72.04%
70代 60.94% (70代以上)
となっています。全体では53.68%とぎりぎり半分以上になっているのが現状です。20代でも昭和40年代には投票率は60%を超えていました。平成に入って50%を切るようになり減り続けているようです。
選挙権は国民の三大権利の1つ
日本は議員制民主主義をとっており、選挙で選ばれた議員が国民の代表として政治に参画し、様々な決め事をする仕組みになっています。
国民の三大義務は、①教育の義務 ②勤労の義務 ③納税の義務 の3つです。一方、国民の権利として認められている「国民の三大権利」が、
①生存権(健康で文化的な最低限度の生活を営む権利)
②教育権(教育を受ける権利)
③参政権(政治に参加する権利)
となっており、私たちは参政権という権利を、選挙権として使うことができます。国を変えたい、地方を変えたいのであれば、選挙で一票を投じることによって意見を反映できるんですね。
私も学生のうちは真剣にそんなことを考えていませんでしたが、就活生として社会に興味を持って選挙に行くというのは、学びも多くあると思います。
様々な法律によって企業活動はプラスにもマイナスにも影響は受けますし、現在の諸問題を解決したり、将来のために準備をしていくことも政治の役割。公私ともに政治は身近なところにあるものです。
先人いてこそ選挙権がある
私が選挙に欠かさず行くようになったきっかけがあります。高校時代のある友人の言葉からでした。
「普通選挙が行われ自分たちに選挙権があるのは、命がけで戦った先人たちがいるからだ。だから選挙に行かなくてはいけないのだ」と。
明治時代になる前は身分制度があり、幕藩体制の下、基本的に世襲制で政(まつりごと)が行われていました。それが戊辰戦争などの幕末の動乱を経て明治政府に移行し、やがて選挙制度ができ、国民のみんなが参政権を持つという形になって今の体制に至っています。
この話を聞いてから、選挙には欠かさず行くようになり、近代史にも興味を持つようになりました。余談ですが学校で習った歴史の授業は絶望的につまらなかったものが、実はこんなにも面白く、素晴らしいものだということをこうして知りました。
今週末(10/31)には衆議院選挙があります。ぜひ、ニュースなども見ながら政治にも興味を持ち、参政権、選挙権の権利を行使しましょう。
おまけ
昨年コロナでできなかった、オカモトグループ創業70周年の記念行事をようやく行うことができました。70年の会社の歴史を振り返ることはもちろん、未来へ向けた催し物もありました。
参加者が創業100周年を迎える30年後の社員へ向け、大きな模造紙に夢や期待を込めて、文字やイラストでメッセージを描きました。
(式典当日の様子)
金属製のタイムカプセルに入れて後日埋めます。30年後の人たちはどんな思いで見てくれるのか?楽しみです。
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