面接でよくある質問 その1「御社の残業の実態は?」
残業に関する質問が増えています
就活での会社説明会や選考試験の中で、最近特に多くなってきたなぁ・・と思う質問が、
「残業はどのくらいあるのですか?」
という質問です。
ひと昔前ならば、残業はあるのが当たり前だし、面接でこの手の質問をしないのは暗黙の了解、であったような気がします。
また、いっぱい稼ぎたいから残業をたくさんして、残業代で貯金して、車買ったり、服買ったり・・・ なんてプチリッチ生活をしていたように思いますが、だいぶ時代も変わったようです。
残業の実態は・・・?
業界別の残業時間の平均値は、次のようになっているようです。
業種 時間外時間
調査産業計 10.5
運輸業,郵便業 22.9
情 報 通 信 業 17.0
電気・ガス業 15.6
製 造 業 14.6
鉱業,採石業等 13.8
建 設 業 12.8
学 術 研 究 等 12.3
不動産・物品賃貸業 11.5
その他のサービス業 11.2
金融業,保険業 11.1
複合サービス事業 7.5
卸売業,小売業 7.4
生活関連サービス等 7.1
教育,学習支援業 6.6
飲食サービス業等 6.1
医 療,福 祉 5.1
(総務省統計局データ1月より)
あくまでも平均値ですから、企業別の実態は、これより多かったり少なかったりもします。
「残業が多い」という基準はどのくらいか?
企業のアンケートでは、概ね100時間以上になったら多いと感じる、という考え方が多いようで、このへんは人の感覚に左右されるでしょうか。ひと昔前のビジネスマンなら、残業なんて当たり前、夜中の0時を過ぎることもまあ普通、たまには徹夜で仕事を仕上げる・・・なんてことを 私もしばしば経験してきました。
でも今の時代、人によっては20時間でも残業は多いと感じることもあるようでして、残業という問題ついて過敏になり過ぎている風潮があるのかもしれません。
仕事の筋肉は仕事によってのみ鍛えられる
若かりし頃、こういう話を「なるほど」と思い、思い切り仕事をすることに生きがいを感じました。
「仕事の筋肉は仕事によってのみ鍛えられる」
これは正論であると今でも思っています。野球が上手になりたかったら、野球の練習をとことんするのが最短の近道であるはずです。部活の練習時間に加えて、自主的な朝練や、家に帰ってからの筋トレなど、とことんやった人が、その道の達人になっていきます。
仕事ができる人になりたかったら、とことん仕事をするのが早道であり、その実力はやはり やった量、時間にある程度比例します。実際に、たくさん残業してでもいいから、仕事を早くたくさん覚えたい、と言ってくる若い社員もいます。
でも、とことん残業をやれる世の中ではないし、短時間で効率よく実のある仕事をしながら、経験値を積んで成長していく、ということが求められています。
どの企業にも、普通に残業があるのは当然であると思いますから、神経質にならずに就活をして、特に先輩から聞くナマの情報が、最も信頼できるのではないかと思います。
おまけ
残業に対する考え方も、各国まちまちのようです。
イギリス人
「紳士は定時には帰りますので」
ドイツ人
「定時退社は会社の規則です」
イタリア人
「イヤだよ、さっさと帰って美女探すんだ」
アメリカ人
「スーパーマンだって定時退社だぜ」
フランス人
「帰るなって言われたから俺は帰る」
日本人
「大丈夫です!終電は23時です!」・・・
これは、上司から残業を命じられた場合の反応の小話だそうです。
※オカモトグループの残業の実態は、総じて普通の範囲内でそれなりにあります。繁忙期には業種別に、ある程度の長時間の残業になるケースもありますが、年間で調整しています。
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