面接でよくある質問 その2「御社の休日の実態は?」
ワークライフバランスは16位?
様々な就活生の質問の中で、皆最も気にしている代表的なものが、「残業」と「休日」です。
今回は「休日」についてになりますが、14卒のデータによると、就活で重視する企業選びの基準の中で、「休日」や「残業」に
関する項目としてのワークライフバランスは・・・
16番目
ということになっていて、面接の現場と照らし合わせると、ちょっと意外でした。(もっと上位にあるだろうという実感です)
質問しにくいということもあるのでしょうが、やはり今最も気になる項目であることは、間違いないのでしょうね。
1年の3分の1はお休み
休みはどのくらいあるのかのデータです。
出勤日数
調 査 産 業 計 17.5
教育,学習支援業 15.3
飲食サービス業等 15.4
学 術 研 究 等 17.1
医 療,福 祉 17.4
生活関連サービス等 17.6
製 造 業 17.7
その他のサービス業 17.8
不動産・物品賃貸業 17.8
電気 ・ ガス業 17.8
金融業,保険業 17.9
情 報 通 信 業 18.0
複合サービス事業 18.0
卸売業,小売業 18.1
鉱業,採石業等 18.7
建 設 業 18.9
運輸業,郵便業 19.0
(総務省統計局 1月データより)
1月のデータなので、年末年始のお休みも含まれていると思うので、一般的な通年の傾向とは違うと思いますが、これが出勤日数なので、31日から引いた値が休日ということになります。
一般的には、年間100~120日程度の休日があり、加えて特別休暇や有給休暇がある、という感じになっていると思います。今は、1年の3分の1は仕事をしなくてよい休暇になっているのが、全体平均でしょうか。
残業と同じですが、平均値では見えてこない、企業ごとの実情があるので、実際にそこで働いている人達に聞いて確認するのがいいと思います。
動機付け要因と衛生要因
「動機付け・衛生理論」というのがあります。
人間は苦痛を避けようとする(衛生要因)欲求と、心理的に成長(動機付け要因)しようという別々の欲求がある。苦痛を避けようとする衛生要因を満たしても、不満足感が減少するだけで、満足感は高まらない。満足感を高めるには、動機付け要因が満たされることが必要である。動機付け要因が満たされなくても、衛生要因には大きくは影響せず、不満足が増えるとは限らない。
という理論です。
社会人の仕事で具体的に置き換えるとこうなります。
代表的な衛生要因:休日、残業、給料、人間関係
代表的な動機付け要因:達成感、承認、仕事そのもの
従業員の不満足感を解消するには、ちゃんと休日をとり、残業も少なく、給料も普通以上であることが必要である。しかし、これらは不満足の解消に寄与し、十分すぎる休日や、完全残業なし、過分な給料を出されても、満足感が高まることには貢献しにくい。積極的な動機を引き出すには、仕事そのもののやりがいや、周囲に認められること、仕事を通じて成長し成功体験を持つこと、が重要である。
となります。
なかなか、労働条件も完璧で、かつ仕事そのもので達成感や成長を感じて満足感が十分に得られる、というような職場を見つけるのは、難しいかもしれませんが、それをあきらめずに探していくのが就活であり、もしかすると、生涯探し続けていくものなのかもしれませんね。
おまけ
オカモトグループの年間休日は108日です。
業種により、土日休みもあるし、土日出勤もあり。また、連休や年末年始が稼ぎ時の業種もあり、季節の変わり目に繁忙期で大忙しというものもある。
多角化企業なので、業種によりけりです。
かつてはイケイケドンドンの、モーレツ型の労働環境であったと思いますが、現在はその良き風習を残しつつ、普通に休日や
残業をコントロールできるようになっている、と解釈しています。
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