就活のライバルは誰だ? オリンピック選手のライバル物語に学ぶ
日本男子マラソンの黄金期
東京五輪が真っ盛りです。連日、日本選手の活躍もあり、期待通りのメダル、期待以上のメダルもあれば、悔し涙も…。
筋書きのないドラマがスポーツですが、真剣勝負だからこそ応援にも熱が入るし、感動もひとしおですね。
また、ライバル同士の戦いという点からも、4年に一度のオリンピックは見ごたえがあります。少し昔の(若い人にとっては生まれる前でしょうが)、日本のマラソン選手たちのライバル物語をお届けします。
マラソンは日本のお家芸といわれていた時代がありました。メダルを獲ることよりも、日本代表になる方が難しいくらい、世界のトップレベル選手が国内にひしめき合っている状態です。
いまは柔道などがその代表的な競技ですね。
1970~80年代の日本男子マラソン黄金期、当時のSB食品の瀬古俊彦さん(現 日本陸上競技連盟強化委員会マラソン強化戦略プロジェクトリーダー)と、旭化成の双子の宗兄弟がライバルとなる伝説的な戦いがありました。
私は当時、小中学生時代でしたが、2時間以上かかるマラソンの中継を、子どもながらに手に汗握り飽きることなく観戦していたのを覚えています。
瀬古VS宗兄弟のライバル物語
当時を振り返るテレビ番組では、このお互いのライバルの壮絶なトレーニングが紹介されていました。
月間数百キロも走りこむなどの、とんでもない距離の練習をすることはもちろんですが、例えば大雨の悪天候の日はこんな風に考えて練習を休むことはなかったそうです。
東京にいる瀬古さんは、
「宗兄弟のいる九州の天気は晴れだ。彼らは今日も普通に練習している。大雨だからといって練習は休めない」と。
宗兄弟も逆にしかりで、東京が晴れの日は、
「東京の瀬古は激しい練習をしているはずだ」
天候よりもライバルを意識して、見えないライバル以上の練習をしていた。試合会場で顔を合わせても雑談などしないくらい、火花を散らしていたようです。
こんな本当のライバルの存在が自分を高めるとよく言われます。今回の五輪でも様々なライバル同士のぶつかり合いが楽しみです。
結局はやったもん勝ち
就活でも選考試験で直接的にライバルとなる人がいますが、ライバル意識むき出しでグループ面接やグループディスカッションなどに臨んでしまったら、逆効果になる可能性も…。
企業研究の数や深さ、自己分析に投じた時間、OBやOGと接触した回数など、就活の活動自体にかける時間や工数でライバルに負けないよう動いてみてはどうでしょう?
あるいは自分で目標を立て、その目標を達成しようと、自分自身をライバルに見立てるのもよいと思います。
スポーツでもテスト勉強でも、やったもん勝ちです。練習を誰よりもした人が試合で勝つし、誰よりも勉強した人がテストでいい点をとる。
就活も同じで、誰よりも就活に時間を割き、お金をかけ、真剣に取り組んだ人が、より難関の企業の内定を獲得し、望んだ結果につながる可能性をもっています。
オリンピックでのアスリート達の活躍、最後まであきらめない姿を見ていると、勇気やエネルギーが沸いてきますよね。よし、自分も頑張ろうと。就活のスイッチも、改めて入れなおしてみませんか?
おまけ
普段そんなに涙を流す性質ではないのですが、ことスポーツやオリンピックとなると、涙腺がもろくなりがちです。自分も部活でスポーツにのめりこんだ経験があるからでしょうか。
体力的にも体格的にも、日本人選手は特に欧米選手と比べて勝っているとは言い難く、だからこそ “小よく大を制す”、”柔よく剛を制す” といった番狂わせ的な勝ちには狂喜乱舞します。
特に(陸上競技をやっていたこともあり)男子400mリレーは、スピードを技術やチーム力でカバーする工夫に感動ものです。今回も熱の入った応援をすることになると思います。
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