学業に専念させたいなら就活は早く終え強烈な卒業論文を必須化して改革すべし
就活生が疲弊している・・・?
今年から始まった新しい採用スケジュールですが(3月説明会スタート、8月選考スタート)、学生には学業を重視させるという目的もあったようですが、実際どうだったのでしょうか?
就活生から話を聞くと・・・
・3年生の夏からインターンシップもやっており、結局1年以上就活をやっていることになる
・3月から動き始めたが、時既に遅く、志望先の企業の説明会や選考に乗り遅れた
・中堅や中小は8月前に内定を出すが、大手は8月から選考で、どっちに的を絞っていいのかわからない
・大手には6月から選考書類を送っているが、いっこうに連絡がなく、どうなっているのか不安、友人には選考の案内がきているのに・・・
といった感じで、今も就活を継続している人は、皆お疲れ気味といった印象が強いようです。
大手の選考もあり、公務員試験もこれからあり・・・ 就活のトンネルの出口が見えなくなって途方にくれているという話も聞きます。
採用スケジュールも1年超に・・・
一方、採用側の我々はというと、これもまた、採用活動がう~んと長期化することになっています。
従前は(北海道の場合は実質)、12月に説明会をスタートして、5月くらいにはある程度の内定を出し終えてましたので、半年でやっていました。
それが、前述のように夏のインターンシップから始まるので、採用活動も1年以上かかる見込みです。夏場は次年度のインターンシップと重なるので、なんだかもう一年中採用活動に振り回されてる・・・!という慌しい毎日になっちゃっています。
学生も、企業も、右往左往しているこの状態、これが正しい姿なのかどうか、大きな疑問ですよね。
ほぼ一斉に就活・採用活動が始まる日本のシステムは、決して悪いものであるとは思いません。こういうガイドがなかったら、それこそもっと混乱するであろうことは明白ですから。
就活は3年で終了、4年生は卒論必須に!
ただ、今年のスケジュールは誰にとっても ハッピーであるとはいえず、見直しが必要なのでは?と思います。
個人的な意見ですが、スケジュールを後ろにずらすと、前倒しで勇み足をする企業が増えるのは間違いない。早く決めたいから、後ろにずらすのはナンセンスです。
現実的には、3年生の冬場から春にかけて内定が決まっていくようなスケジュールが、全体としてほどよいところじゃないかと思います。
そして、4年生になったら卒論をがっちりやる。学問の集大成として、これは必須でやる。社会に出たら、学問に時間かけるような経験は、そうそうできませんからね。
卒論は、全ての大学で絶対義務化、必須単位にする。4年生になって卒業まで余裕で時間をもてあます毎日・・・ どう考えても違和感ありますもん。学生にちゃんと学問させたいなら、やっぱりなんといっても強烈な「卒論」を課すことじゃないでしょうか。
4年生になったら就活も早々に完了して、早いとこ卒論に取り組まなければ、卒業できない・・・!
というような解決策はどうでしょうか?
おまけ
学生も企業も大混乱で大変になってしまった今回の新スケジュールですが、この中でニコニコしている人たちがいると思います。それは・・・
「就職、採用支援サービス」の方達!
M社やR社は、この採用難とスケジュール混乱で、企業が右往左往している中、大きな商機として売上も上がってるんじゃないかと想像します。(ちがうかな・・・?)
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