「第一志望群」という便利な言い方それじゃあ本気度は伝わりません
今年就活生からよく聞く言葉
選考試験が進んでいく中、就活生も採用担当者もお互い最も気になることが・・・
「どのように評価されているのか?」
ということです。
「この会社に入れそうなのか?」「うちの会社に来てくれそうなのか?」さぐりあいをしながらの面接になりますよね~。
売り手市場化が進んでいると言われていますが、「当社へのあなたの志望度はどのくらいの高さですか?」という質問に対して、今年多くの就活生から聞くある言葉があります。曖昧ですが相手の気持ちは悪くさせない、いかにも日本人的な言葉であるかもしれない。
その言葉とは・・・?
「第一志望群」という便利な言い方
「御社は第一志望群の企業として考えています」という返答です。
この「第一志望群」という言い方がすごく多い。「第一志望」という言葉が入っているので、採用担当としては気分は悪くありません。うちをけっこう本気で考えているんだな、とわかる。でも、その「第一志望群」の中身を聞いてみると、3社だったり、5社だったり、中には10社以上ある人もいて、曖昧な便利な言い方だなあと思います。
逆に選考をする側からしたら、「あなたは内定の第一候補群の中に入っています」ということになるのでしょうが、こういう曖昧な言い方の応酬をしながら、腹の探り合いが続きますね。
第一志望群よりも「一番です」がいい
内定を出すか出さないかの佳境に入ってくると、このへんの話は「はっきり」させて進めるようにしています。
「第一志望群の企業を上から順に言ってみて・・・」と答えてもらい、うちは本当に本命なのか、別に本命があるのかを教えてもらっています。
うちが本当に第一志望で、「内定出たら就活終えます」、と言い切る人には、こちらも同じ意気込みでやりますし、「本命が他にあって、3番目です・・・」ということなら、本命企業の結果を待ってからにするか、いや、ここで本命として考えてくれるかどうかを確認したうえで・・・など、それぞれの状況に応じて、対応しています。
就活は恋愛と同じ、という例えをよくしますが、そう考えるとよくわかりますよね。
「あなたが一番です!」
と告白されるのと、
「本命は別にいるけど、あなたはお付き合いしたい第一志望群の中の一人として考えています」
と言われるのと、大違いですから・・・!佳境に入れば入るほど、本当の本音で話をしたいですね。
おまけ
気になる就活生のワードは他にもあります。
・□□□ から内定が出てますが、行く気はありません
・前回の選考で自分のどこが評価されて合格したのですか?
・生まれ育った北海道に恩返しする仕事がしたい
どうしてこのへんの言葉が気になるのかは、また別の機会にでも・・・。
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