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公開日: 2016/12/20 - 最終更新日:2016/12/20

可能性にフタをするようなら自己分析なんてやるな!

中西 創
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自己分析で進路が決まるの?

就活本番前のこの時期、就活生からよく聞くワードに、

「自己分析」

というのがあります。

今自己分析をしっかりやっておいて、そして、業界研究や企業研究に進んで、就活の方針を定めていく、というのが一般的なようです。

昔は「自己分析」という言葉自体聞かなかったのですが、どうも20世紀後半から広まって、ここ10年くらいで就活生にとっては必須のことになったようです。

自己分析をすれば、適している業界や職種、企業が決まっていく・・・?
というのが王道なのかどうか、どうも疑問に思うのですが・・・。

自己分析しても結局はブレるもんだ

2年前の就活生で、大学3年の夏のインターンシップで出会ったT君という、真面目な男子がいました。

「自分は新聞記者になりたいです」

と言い切った彼は、自己分析もしっかりとやっていたようでしたので、「うちには来ないな」と思っていたら・・・

何ヶ月かして、

「陸上部の経験を活かして、スポーツクラブで働きたい!」

と志望が変わり、本格的に選考に入っていろいろ確認して、うちのJOYFIT部門に見事内定!

ところが、4年生の夏になって突然電話が、

「内定辞退します。お菓子屋さんに行きます。」と。

結局彼はそこに入社したのですが、真面目に自己分析して、業界・企業研究を進めていった彼の志望は、私が把握している限り・・・

「新聞記者」→「スポーツクラブ」→「お菓子屋」

という具合に、業種も職種も大きくブレています。

こういう事例は決してレアケースではなく、
就活生は普通に、業種も職種も大きく変えながら、就活をしていると言っていい!
断言できます。

じゃあ、自己分析って、何のためやるのでしょうか?

自己分析して可能性を広げろ

やらないよりは、やったほうがいいとは思いますが、自己分析すれば、進むべき業界、職種、企業が決まる、というのは幻想であって、そう考えれば考えるほど、迷走して悩んでいくものかもしれません。

仕事もそうだし、プライベートでも

「やってみないとわからない」

ことばかりであり、様々なことにチャレンジする、新しいことに取り組むことで、自分の守備範囲が広がり、興味も拡大し、自身の成長にもつながっていきます。

自己分析した結果、

「自分はこういう仕事しかやらない」

というように、「限定」されるのではなく、

「自分はこんな仕事でもやれるかもしれない」

と、進路が拡大するようになればベストです。

長い人生の中で、自分がグンと成長したなと、実感する場面が何度かあると思います。

そういう場面に共通することは、

・経験したことのないことをやった時
・最初は無理だと思ったことをやり遂げた時
・最初はイヤだなと思ったことに挑戦した時

などであると思います。

「できること」をやり続けていても、その場にとどまっているだけですからね。

自分の可能性にフタをするようなことになるような自己分析ならば、最初からやらないほうがいい!

と私は思います。

<おまけ>

もう半世紀以上生きていますが、この歳になっても、いまだに自分はどんな人間なのか、わかっていないのかもしれません。

今でも、新しいことに取り組むことで、新しい自分の成長を確認したり、意外な特技を見つけたり、など、驚きの毎日です。

過去の自己分析では、想像もできなかったような自分が今ここにいますからね。

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中西 創

帯広畜産大学卒。1991年オカモトグループ入社。経営企画室やRMC社長職を経て、2014年4月(株)オカモトホールディングス専務執行役員 グループ人事統括本部 本部長に就任。オカモトグループ チーフスカウトとして採用・教育等も担当。チャレンジャーを応援する天職アドバイザー。マラソン、マジック等多趣味。座右の銘は「従流志不変」。社内愛称は「デューク」。