求人倍率が低下し買い手市場傾向に? 全体平均だけ見て惑わされるな
求人倍率が低下傾向に
3月1日が過ぎました。一応建前上の「就活解禁日」とされており、説明会や就活サイトでのエントリーが可能になるのがこの日です。
各種報道の通り、既に内定をもらっている就活生も多く、20卒、21卒よりも早いペースで進んでいるようです。2月中には内定率が20%近くにまで達しているのではという予測もあり、よりインターンシップ参加者を中心とした早期選考が進んでいるようです。
昨年からの新型コロナウイルスの蔓延によって、就活の様相も大きく変わりました。これを求人倍率の観点から見てみると(リクルートワークス調査)
新卒の求人倍率は、
20卒 1.77倍 → 21卒1.53倍
と、ずっと倍率が上がってきた傾向が、減少に転じています。売り手市場感が弱まったことになり、就活生にとっては内定を取りづらくなる方向に変わりました。
大企業は依然として買い手市場
しかし、これはあくまでも全体平均の数字であり、企業規模や業界など、実際に自分が目指すところを細かく見ていかないといけません。
従業員数の企業規模別にみると、新卒求人倍率は…
0.60倍 5000人以上
1.14倍 1000~4999人
0.86倍 300~999人
3.40倍 300人未満
となっています。
いわゆる大企業は、コロナ前と変わらず1.0倍を大きく下回っており、世の中の動向にさほど影響されず、求人倍率は低い、つまり狭き門であるということに変わりません。
300人未満の中小企業は、大きく倍率を下げました。就活生の多くが企業規模の小さいところを志望した、という結果で現れています。これもコロナの影響があるようです。
それでも300人以下のこの企業規模ゾーンでは、倍率はまだ3倍以上あり、売り手市場という傾向は続いています。
流通業界はまだまだ売り手市場
業界別に見ると(20卒→21卒)、
金融 0.28→0.28
情報 0.43→0.34
となっており、人気の高い業界は相変わらず「買い手市場」傾向は変わっていません。
大きく求人倍率が変わったのが流通業で、
流通 11.04→7.28
となっていますが、依然として売り手市場の傾向は変わっていません。
建築 6.21→6.01
製造 1.97→1.60
と、やや倍率が低くなっていました。
こうしてみると、大きく求人倍率が変わっているのは「中小企業」と「流通業」が顕著であり、その大きな変化が
全体の平均倍率の低下に影響していると思われます。
どんなデータもそうですが、大きな全体平均に惑わされることなく、自分が志望する小さな単位でしっかりと見て、対策する必要があります。
<おまけ>
東京に転勤する部下を送り出しました。約2年間、北海道での勤務でした。やはり北海道は食べ物がおいしかったようで、最後にグルメラッシュの日々を過ごしていたようです。
確認した範囲では、ラーメン、回転寿司、焼肉など。それと帯広に行った際は、インデアンカレーをしっかりと抑えたようです。
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