就活生の承認欲求がどんどん高まっている? 他人の評価よりも自分のあり方を考えよう
評価されたい、認められたい
-最近の面接などで感じることについて考察してみました-
「ボクのどこが評価されて、前回の面接は通ったのでしょうか?」
「何か質問はありますか?」という問いに、ここ数年こうしたことを聞いてくる就活生が増加していると実感しています(男子に顕著に多い傾向あり)。
採用担当者、面接官としてこういうことを聞かれたらどう思うでしょうか?よく就活と恋愛は似ているものと解説しているのですが、恋愛に置き換えたらどうでしょう?
「ねえ、わたしのどこが気に入って告白してくれたの?」
「ボクのどんなところがよくて、付き合ってくれることになったの?」
こんなことを聞く彼氏や彼女がいたらどう思いますか…?
採用担当者とビジネス現場の先輩は違う
最近の面接で「就活の企業選びはどんな基準で考えていますか?」という質問に対して、
「選考試験で自分を高く評価してくれている会社を中心に進めています」
という回答がありました。自分を高く評価してくれる言葉や選考試験に通った理由などを聞くと気分はいいでしょう。”認められた感” も感じて嬉しいでしょう。
承認欲求は誰しも持っているものですが、それが一番の理由で企業選びを考えているとしたら、将来大変だろう…と思うのは考えすぎでしょうか?
採用担当者も就活生を傷つけたくはないから、多少のリップサービスはすると思います。選考の中で有望だと思う人には、プラスのフィードバック(つまりよい評価)を与えて、他社へ逃げないように次の選考に誘導したりもするでしょう。
でも実際に仕事を始めたら、そんな毎日であるとは限りません。いや、現実はもっと厳しい世界に放り込まれることと思います。
ある種 “就活生の味方” のような存在であった人事部の採用担当者の人たちの柔らかい対応と、ビジネス現場の第一線にいる百戦錬磨の先輩たちに揉まれる日々とは、全く異なるのですから。
自分がどうありたいかを問え
有名なマズローの欲求5段階説では、生理的欲求から始まり、第4段階で「承認欲求」(認められたい)まで上がりますが、ここまではいずれも “誰かに何かを求める” 意味が強い欲求になります。
5段階目の自己実現欲求になってはじめて「自分はどうありたいのか?」という欲求に達します。この誰かに何かを求めることと、自分らしくあるためには?の境界線の差は非常に大きいと思います。
前述の就活生たちに欠けているのは、この “自分はどうありたいのか?” というものではないでしょうか?就活生にこうしたことを求めるのは酷かもしれませんが、何がしたいのか、どうありたいのか、ということを持っているのはアピールの大きな差になると思うのです。
A.自分を認めてくれる仕事の環境にいたい
のと、
B.私はこんな仕事をしてこなりたい、こうありたい
というのとでは、全然違いますよね。
承認欲求が満たされることありきで就職を考えた場合、早晩それが崩れる現実がやってきます。そうしたものを乗り越えるには、他人依存ではない確固たる自分のあり方を持っているかどうかにかかっていると思います。
就活生たちよ、頑張れ!輝け!
おまけ
長年チョコレートといえば「ガーナミルクチョコレート」を好んで食べています。100円足らずであの深い味を味わえるのは、ガーナしかないと思っています。
時々「ガーナブラック」に手を出すこともありますが、最近「ガーナピンクチョコレート」を発見。イチゴ味ですが、さすがガーナブランドの仕上がりでした。
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