「…ていうのはありますね」は質問じゃない! 面接官の “逆質問” への対応のポイント
逆質問という質問もある
就活の面接は、面接官から「質問される」ことに対して、どのように回答するかを準備するのが基本です。鉄板の質問から想定外の質問まで様々ですが、人物を理解するため、自社とのマッチングをはかるために、面接官は色々な質問をしますよね。
一方、
「逆に何か質問はありませんか?」
と、逆質問を求められることもあります。これ実は非常に大事なことで、私も必ずといっていいほど逆質問を求めます。逆質問をしてもらうことで…
・面接への心構えがわかる
・自社への興味や理解の程度がわかる
・仕事をするうえでの関心事がわかる
など、就活生をよりよく理解することも可能になります。逆質問はされることを前提に、面接に臨むべきですね。
「…ていうのはありますね」は質問じゃない
最近「逆質問」を求めると、こんな風に話す就活生(特に男子に顕著に多い)をよく見かけます。
「勤務地について若いうちはどこでも頑張ろうと思っていますが、将来家族を持ってからは転勤も含めてどういった生活になるのかな?ていうのはありますね」
勤務地の “内容の問題” ではなく、最後の
「…ていうのはありますね」
というくだりが問題です。こちらは「質問してください」と言っているのに、質問になっていない!最近こういった日本語が多く、テレビのコメントなどでもよく見かけますが、どうも違和感をぬぐえないでいます。何を言いたいのかわからない…!
もともと日本語は曖昧な表現が多いと言われていますが「…ていうのはありますね」はオブラートに包んだ質問と理解すべきでしょうか?
これは近年の若い世代の特徴なのかもしれませんが、少なくとも「質問形式」の言葉遣いをしてほしいもの。社会人として自社で働くとなったら、取引先やお客様への言葉遣いとして、これではいけないと思うのです。
面接官にちゃんと「質問」しよう
前述の勤務地に関するものであれば、何について聞きたいのかを明確にして、ちゃんとした質問形式にするべき。
・家庭を持ってからの転勤の頻度はどうなりますか?
・子どもができて学校にあがってからも、転勤は頻繁にありますか?
・転勤で引っ越しする場合、会社からの手当などはありますか?
などと明確に質問の意図もわかるようにすることで、こちらもどう回答すればよいのかはっきりわかります。何について「関心があるのか」「心配しているのか」などもわかるので、そのフォローも含めて安心材料が提供できると思います。
就活は社会人になる前のとても有意義なトレーニングになると思いますが、逆質問に対してもぜひ明快な質問をするように心がけてください。面接官への印象度もアップしますよ。
おまけ
エネルギー事業部に入社した新入社員向けに「危険物取扱者乙種第4類」の国家資格の講習を行いました。ガソリンスタンドなどで働く人は、この資格を持っていると保安監督者になれます。
危険物の性質や法令に関することに加えて、物理化学のこんな問題も。
問 プロパン(C3H8)88gに含まれる炭素原子の物質量(mol)として正しいものはどれか?
高校の化学くらいで習うことと思いますが、今回の受検者はみんな文系。こうした問題の攻略がカギです。対策した甲斐あって全員いい得点が取れたであろうとのこと。合格発表が楽しみです。
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