本物といえるようなアピールポイントを!趣味も極めれば就活に使える!
「コミックファン」は「本好き」といえるか?
当社でやっているTSUTAYAの事業には、毎年必ず
「本が大好き!」
という人が応募してきます。
「本が好き!」というからには、面接官としては、「読書家」や「図書館司書」の資格などを期待します。
実は本といってもコミック好きという人が多く、なかなか活字の本の読書家はそうそういません。コミックファンでも、数百冊持っているような本物もいますので、売上の大きな部分を占めるコミック担当として活躍もしています。
5年ほど前には、本物の読書家を採用したことがあります。
学生では稀有な本物の本好きとの出会い
彼女は、スラっとした容姿端麗な人で、うちの会社らしい元気とかバイタリティ・・・などというキャラクターは全く持っていません。
「TSUTAYAの書籍を志望」
というエントリーシートを見ながら話をしました。
年間何冊本を読んでいますか?
「300冊くらいだと思います」
(ふうん、コミックでも300冊はけっこうな数だな)
そのうち、活字の本は何冊くらいですか?
「ほとんど全部が活字の本です」
(むむ!これは本物の読書家かもしれないぞ)
どんなジャンルの本をよく読んでいますか?
「今中世ヨーロッパ史に凝っていまして・・・」
(こりゃ本物だ!久々に発見した本物だ!)
その後は、本に関する話に花が咲いて、トントン拍子に内定まで一気に行きました。
TSUTAYAでは、書籍を大事な商品部門として強化しようという方針でしたので、こういう本物志向の新卒を採用したいと思っていただけに、ドンピシャでした。
趣味も極めれば就活に使える
彼女は実際読書家として本物でした。
1ヶ月間自由な時間と100万円を使うとしたら?
「100万円分本を買って1ヶ月間籠って読みふけります」
読書家としての何かエピドードってある?
「休みの日に一日中本を読んでるとき、万歩計を寝る前に見たら、16歩という記録が・・・」
今は入社5年目になり、当社の書籍部門を背負って立つ社員として順調に成長しています。時々 彼女が勤務している店で会って、
「何かおすすめの面白い本ある?」 と聞くと、「はい、今はこれが最高にオススメです!」 と、即座に何冊かピックアップしてくれ、読んでみて実におもしろい本だから感心します。
「一芸に秀でる」という言葉がありますが、趣味の領域である読書でも、こうして本当に極めれば、仕事を決める材料として十分に役立つこともある。
何か自分のアピールできるもの、ありませんか?
おまけ
先日 彼女に勧めてもらった、「ゴルゴタ」という、アクション推理小説の文庫を読みましたが、私の趣味嗜好をよく理解してオススメしてくれただけあって、最高に面白い小説でした。
「ミステリー」「ハードボイルド」「国家・政治」「ミリタリー」「ストイック」などなど、私の好きなキーワード満載の内容。
自分が読んでよかった、というだけでなく、相手の思考に合わせてオススメできるって素晴らしい才能ですよね?
↑ 入社5年目の本物の読書家 武智社員(通称:ヴィクトリア)
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