聞きにくい質問だからこそ ちゃんと聞く言いにくい答えだからこそ ちゃんと答える
「聞きにくい質問」がきました
選考試験も大詰め時期に入っています。
学生が学業に専念するために、3月解禁で8月選考開始、などという触れ込みで今期の就活はスタートしていますが、結局のところ全く違う状況になってるようです。
周囲の情勢等も見ながら採用活動をしていますが、インターンシップも含めると、採用活動も、就職活動も、間違いなく長期化しており、一体何のための改革?と思わざるを得ません・・・。来年以降、どうなるんでしょうね?
就活生の側も内定をつかむための大詰めの時期。力を入れて面接に臨んでいることと思いますが、先日の面接で「聞きにくい質問」を思い切ってした人がいました。
評判のいい面接前の雑談タイム
当社の場合、面接の前に雑談タイムがありまして、本番前にしばし雑談担当者とお話するようにしています。
緊張をほぐしてもらうことはもちろん、雑談の中からも、我々としては就活生の情報を把握するねらいもあります。そんな雑談タイムで、
「非常に聞きにくい質問があるんですけど、専務さんに聞いても大丈夫でしょうか?」
という問い合わせがあり、
「もちろん大丈夫!遠慮なく聞いてね。」
ということで、聞きにくい質問を受けました。(こういう雑談タイムって、けっこう評判いいんです。雑談タイムがあるから出来た質問だと思います)
その質問とは、
「新入社員の離職率と、離職の理由を教えてください」
というものでしたが、もちろんちゃんと返答しました。質問する際も、恐縮しながら、
「大変聞きにくい質問で、不躾ですがお許し下さい・・・」
という丁重な前置きがあって、立派に質問していました。
言いにくいからこそ、ありのままに答える
迷うことなく現状の離職率(3年で20%中盤)や、記憶にある限りの離職理由を伝えました。
やむをえない事情で辞める人もいましたが、残念ながら中には会社に適応できなかった事例や、本人が起こしてしまった不正事由によるもの等、ありのままにお話しました。
「ちゃんと答えていただいて、ありがとうございます」
という反応を確認しましたが、同じ質問に多くの企業は、曖昧なはっきりしない返答をすることが多いとのことでした。
正直なところ、一瞬どうしようかと思いましたが、事実を話すのが最も適切であるし、ありのままを知って、うちへの入社を考えてもらうのがベストですから、そのまま答えました。
お互い、聞きにくいことを正直に聞いたのと、言いにくいことを正直に言った、ということで、なんだかとってもスッキリした感のある面接になりました。
いい面接というのは、こんな感じでできるんですね。嘘ついたり、誤魔化したりしても、どうせ顔に出ますから、ありのままに説明したほうがいいはずです。
最終局面の面接を迎える人も多いと思いますが、そういう時だからこそ、聞きにくい質問を正直にして、言いにくい答えを正直にしてくれるか?ということを確認してみるのもいいかもしれません。
ちょっと劇薬的な側面もあるので、上手に質問してみてくださいね。
おまけ
面接の際、会社で経営しているネットカフェ内にあるカラオケルームを使っています。自社の施設の体験もできるし、1対1の面接をするのに手頃な大きさなので重宝しています。
でも、時々支障も・・・
隣の部屋の歌声が壁を通して聞こえてきまして、熱唱されると微妙なんですな・・・。
こちらも歌っていれば気にならないんでしょうが、熱唱 vs 面接では勝ち目もなくでして・・・。
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