働きやすさか?働きがいか? コロナで人気の高まる職業とは?
コロナで会社員の人気が高まっている
小中高校生に聞いた「将来なりたい職業」ランキングが、日経新聞に出ていました。小学生のなりたい職業といえば「YouTuber」が有名でしたが、ちょっと違う結果になったようです。(第一生命調査)
ユーチューバーは小学生男子の2位で、3位がサッカー選手。小学生女子では1位にパティシエなども入り、子どもの頃は夢多き未来が広がっています。
中学・高校となると現実味を帯びてきて、公務員や看護師、医師、ITエンジニアやプログラマーなどが登場します。
そんな中、小学生男子、中学生・高校生の男女全てで第1位になったのが…
「会社員」
ここ2年、会社員の人気が高まっているようですが、理由としては「コロナ禍で在宅ワークをする両親を見て」というこも大きな要因とのことです。
テレワークができる=働きやすい
という考えがあるようですが「働きやすさ」とは何なのか?ちょっとひも解いてみたいと思います。
働きやすい会社とは
厚労省の資料による「働きやすさの意識が高まる企業の取り組み」では、下記のようなものがあげられています。(ポイントの高い順)
・自分の希望に応じた研修で学べる
・自分の希望が配置に尊重される
・提案を吸い上げてくれる
・余暇活動を支援してくれる
・従業員の意見が経営に反映される
・メンターに相談ができる
・経営情報が従業員に開示される
直近の調査資料ではないので、若干今と違いはあるかもしれませんが、
・様々な面で自分の希望が尊重される
・会社の経営に参画できる
の2つが大きなポイントになっているようです。今の子どもたちに人気の「テレワークができること」も、自分の希望が叶うものとしてとらえられているのかもしれません。
働きやすか?働きがいか?
一方、この厚労省の調査では「働きがい」についても説明されています。働きがいが高まるには、職場の中で自分が期待され、役に立っているという意識(自己効力感)を持てることが大事であると。
また、休みや労働時間、給与や賞与などの労働条件が良好な方が、「働きやすさ」の意識は高まるようです。
「働きやすさ」と「働きがい」はもちろん両方大事で、両立されているのが理想ですが、従業員の意欲や定着度、会社の業績の3つでどちらの方が効果があるかの調査では、「働きがい」の方が若干上回る結果になっています。
(これは「働きやすさ」の基盤があってこそ、「働きがいのある職場で頑張ることができる」という構図にはなっていると思います)
企業選びをする際、就活生の多くが
“まず「働きやすさ」を考えて企業を選びます”
休みが多い、給料がいい、残業がない、福利厚生制度が充実…など、もちろん大事なことではありますが、それだけではなく、その企業での「働きがい」は何なのか?
ぜひこの両軸を持って、就活を進めてほしいと思います。
おまけ
子どものなりたい職業ですが、過去にさかのぼってトップ3を見てみると、男子は野球選手、サッカー選手、学者などが多く見られます。女子は食べ物屋さん、看護師、保育士など。会社員はどの年代でもほぼ10位以内にランクインしておらず、これもコロナで大きく変わったことの1つなのでしょうか。
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