「寄らば大樹の陰」の就活を脱せよ! とことん就活をして天職に近づこう
パンダが株価を左右する?
株式の世界に「パンダ銘柄」なる言葉があると知りました。上野動物園のパンダが話題になると、株価が変化する銘柄のことで、動物園ちかくの飲食店などが該当しているようです。
最近でもコロナ禍の中、動物園の営業が再開したり、パンダのシンシンに妊娠の兆候か?といったニュースによって株価が大きく上がったとのこと。動物園の来場者が増えることで飲食店も上向くはずといった「風が吹けば桶屋が儲かる」のような話ですが、何がきっかけになるか予測することは難しいですね。
この株価の例は短期的な話ですが、就活は長期的な視点にも立って将来を予測しなくてはいけません。特にコロナで世界も経済も大きく変わっているなか「儲かる会社はどこか?」「安心して長いこと働けそうな会社はどこか?」など、業界選びや企業選びは頭を悩ませます。
「寄らば大樹の陰」の就活でいいのか?
就活生の立場からすると「寄らば大樹の陰」で安定した会社は魅力的に映るかもしれませんが、立場を逆にして採用する側からすると「寄らば大樹の陰」の就活生は考えものです。
もちろんその人が優秀で、意欲もあり、自社にマッチしているなら別ですが、とにかく「寄らば大樹の陰」を第一に就活をしているとなると、入社後の活躍に大きく期待できるかどうかは不安大。そうした人たちが多くなると、大企業病も促進してしまいかねませんから。
「大樹」だろうが、「枝」だろうが、「芽」だろうが、あるいは「種」の段階であろうが、どんな環境でもやる気に満ち溢れて、意欲的に仕事に取り組める人を企業は欲しています。
よく2:6:2の原則と言われますが、上位の2割の人は会社の規模など関係なく、きっとどんな会社においてでも、組織においてでも、常にいい仕事をして高い評価を受けるのではないかと思います。
キラリと光る何かを持て!
じゃあ就活生はどうすればいいのか?
自分が心底やりたい仕事であったり、自分が圧倒的に輝けるような仕事、天職といえる仕事はきっとどこかにある。たどり着くには長い時間がかかるかもしれないけれど、真剣に考えて目の前のことにしっかり取り組める人が、到達できるなどとも言われています。
そうした姿勢を持っている人が、きっと2:6:2の上位2割の人になるはずであり、企業が本当に欲しい人材はこうした人であるはずです。就活を進めるなかでこれがわかれば、ここに少しでも近づくことができれば、いい就職につながると思うんですね。
自己分析、業界研究、企業研究、適性試験などいろいろありますが、就活に正解はありません。ただ言えるのは「就活をとことんやること」。サッカー上達の秘訣は、サッカーをとことんやることに尽きます。就活も同じ。
「寄らば大樹の陰」の人かどうかは、我々面接官もその道のプロですから、面接を繰り返していけばわかります。人生で初めて就活に臨む就活生と、その道のプロとでは経験値がまるで違いますから。
そうじゃないキラリと光るもの!それを備えた就活生を目指してください。
おまけ
陸上の山縣亮太選手が9.95の100m日本記録を樹立!9.95というタイムがすごいですね。9.95といえば米国のジム・ハインズ選手がメキシコ五輪で出した記録。人類初の10秒切りで、長くこの記録が世界記録だったと覚えています。
後にカルビン・スミスが9.93、そしてカール・ルイスが9.92と記録を塗り替え、そしてウサイン・ボルトの9.58というとてつもない記録になるのですが、今回9.95という山縣選手のタイムは、こうした歴史を知る人たちにとっては、感慨深い数字になるのではないでしょうか?
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