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公開日: 2015/08/11 - 最終更新日:2015/08/11

取材も営業も就活も 調べてから来い!~ 事前準備は何事にも大切 ~

中西 創
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81取材も営業も就活も調べてから来い!事前準備は何事にも大切

君、何しに来たの・・・?

もう15年以上前の話になりますが、社内ベンチャーでリサイクルショップを開業しました。

当時はまだ世の中に少ない業態でもあったので、爆発的にお客様が来て、いっきに繁盛店になりました。地元の新聞等でも取材を受けて、記事になることも多くありましたが、ある時こんなことがありました。

とある新聞社の若い記者が取材にきました。見るところ、新入社員か入社2年目くらいの、まだ駆け出し丸出しといった感の男子でした。忙しい中店頭を抜けて、応接で会って挨拶。そして彼は開口一番、こう言いました。

「ここってどういうお店なんですか?」

「・・・(絶句!何しにきたのだ?)」

プロならばプロの質問をすべし

新聞記者が取材に来ているのだから、こちらとしては、それなりのお話を期待します。たとえ駆け出しの新人であっても、新聞記者というプロが来るわけですから、いい記事にしてもらうように突っ込んだ内容のあるお話をしたい。

「ここってどういうお店なんですか?」

という問いがくるということは、うちのことを何も調べてない、ということです。どう考えても、プロの記者のすることではない。

「従来のリサイクルショップと違って普通のショップのように見えますが、特に強化している点はどんなことですか?」

「取り扱い商品が多岐にわたってますが、品揃えを確保する秘訣はありますか?」

というような、何の商売をしているのかはもちろん、少なくとも店内を歩いてみるとか、取材についての事前情報を確認するのは当たり前でしょう。

どうしようかと思いましたが、若い彼の将来のためを思って、あえてこう言いました。

「何を取材しに来たのですか?何屋かも知らずに何を取材するのですか?うちを取材する最低限のことくらいわかったうえで、再度来てもらえますか?」

残念ながら、彼がその後現れることはありませんでした。

就活のスキルはそのまま社会でも役立つ

これに近いような話は、採用面接でもあります。入社しようと思っている企業であれば、どんな会社か理解してくるのは当然です。

例えばですが、こんなレベルで選考したいなあ、という例を紹介します。

当社はTSUTAYAにFC(フランチャイズ)加盟していますが、北海道内では50店舗弱あるTSUTAYAのうち、9店舗を運営しています。これに関して、こんな質問が最終面接で出たりすると、「おいおい・・・その次元の話か?」と少々落胆します。

「フランチャイズって何ですか?」

「札幌駅前の御社のTSUTAYAをよく利用していますが・・・」(そこはうちの運営ではないのです)

こう考えると、就活力はそのまま社会人のビジネススキルに直結するものだと実感します。

就活の志望企業、新聞記者の取材先の企業、営業マンの営業先の企業・・・。どんな会社なのかわかってないと始まらない。企業研究はしっかりやりましょう。

おまけ

ある雑誌の取材を受けた際、その記者さんは事前によく調べて、いい取材をしてくれました。(フリーライターの女性)

フリーの人は、一回一回が勝負ですから、やはり仕事への熱意も違うんでしょうか?最近、彼女の名前を別なところでよく見ます。日本を代表する「鉄道フォトライター」として大活躍しています。

かげながら応援しています。

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中西 創

帯広畜産大学卒。1991年オカモトグループ入社。経営企画室やRMC社長職を経て、2014年4月(株)オカモトホールディングス専務執行役員 グループ人事統括本部 本部長に就任。オカモトグループ チーフスカウトとして採用・教育等も担当。チャレンジャーを応援する天職アドバイザー。マラソン、マジック等多趣味。座右の銘は「従流志不変」。社内愛称は「デューク」。