男性の化粧が当たり前に？

「若者の支持の方が高い未来事象」という調査結果がありました。25歳以下と41歳以上の人への調査で、回答に大きく差がついた未来のことをランキングにしています。（博報堂調査）

それによると…

順位　　差
１　　41.8p　　男性の化粧
２　　32.9p　　身体的な性転換
３　　26.3p　　国籍 アイデンティティを複数取得
４　　25.5p　　顔身 体の整形
５　　23.8p　　同性婚

とありました。数字はこれを支持した比率の差で、若者の方が高い支持をしたものです。

この他にも、男性の妊娠や出産、移民や難民の受け入れ、血縁にこだわらない類似家族との生活など、ダイバーシティ化やジェンダーに関するものが多く入っていました。

若者世代とは「人」に対する見方が大きく変容していることがわかります。

特定のリアルからの脱却

一方、働き方や生活等に関するものについては、

順位　　差
７　　19.9p　　仮想空間で仕事 娯楽
８　　19.4p　　家から出ずに生活
１１ 　 17.2p　　特定住所を決めずに生活
１８  　14.6p　　望めば子供の時から働ける
２０ 　 13.5p　　学校施設なくなり授業リモート化

などが入ってきます。

住まいや生活基盤も、これまでのように家やマンションを購入するといった、リアルの特定のものに価値を見出すよりも、不特定・サイバー空間で生きる…といったものにシフトしているようです。

コロナ禍のこの2年で、会社に出社せずに仕事をするテレワークやオンライン会議などが一気に普及して常態化しました。

こうしたことを子どもの時や若い時から体感している世代にとっては、これが当たり前になっている。

今の大学1、2年生あたりは、大学に通学することなくほとんどの授業を自宅で（オンライン授業で）受けています。リアル授業が再開すると、学校に行くという面倒な（？）事象に戸惑っているかもしれません。

大人世代を巻き込む力を

こうした動きはこれからどんどん進んでいくでしょうが、実際に社会に出ると、会社をリードしている人たちや上司・先輩の多くは、それ以前の慣習が当たり前の世代。

今のこの流れになかなか順応できない人もいるかもしれず、若い世代との価値観の違いで衝突なども起こるかもしれません。

そうしたことを繰り返して次の時代が切り開かれていくし、こうした変化に順応できた会社だけが生き残ることになるのですが、それをリードしていくのは間違いなく若い世代の人たちであると思います。

社会に出たら大きくギャップを感じる先輩・上司世代の人たちにこうした新しい流れを理解してもらえるよう、若い世代の努力もきっと必要になる。

そして年配世代を上手に巻き込んで次代の仕事をしていける若い世代が会社の新リーダーとなり、社会のリーダーとなって大きく活躍していくことになるでしょう。

ぜひ「先輩世代を新時代の価値観に巻き込む力」を身につけてみてください！

おまけ

右肘の激痛でテニスができなくなりました。スクールのコーチによると、明らかな「テニスエルボー症」とのことで、しばらくはお休み予定です。

少し治ったかと思ったら大雪！雪かきで再度悪化…を繰り返しています。ペットボトルを持ち上げるのも痛いくらいで、右手が機能するありがたみを感じています。しばらくは左手を鍛えるよい機会になりそうです。